家族キャンプの料理、結局カレーしか作ってない説

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うちの家族キャンプ、毎回料理で揉める。

準備段階からすでに怪しい。妻が「今回はダッチオーブンでローストチキン作ろう」とか言い出して、俺は内心「絶対無理だろ…」って思ってる。だって前回、飯盒でご飯炊くだけで1時間かかったんだぞ。キャンプ場に着いたのが午後3時で、設営に手間取って、火起こしに失敗して、結局ご飯が食べられたのは夜8時過ぎ。子どもたちはとっくにお菓子でお腹いっぱいになってた。

キャンプ料理の理想と現実って、こんなに乖離するものなのかって毎回思う。インスタとかYouTubeで見るキャンプ飯ってさ、みんな手際よくて、火加減も完璧で、出来上がった料理が夕陽に照らされてキラキラしてるわけ。BGMは爽やかなアコギで、家族の笑い声が聞こえて。でも現実は、煙で目が痛くて涙出てるし、炭が全然熾きないし、娘は「お腹空いた」って30分おきに言ってくるし、息子は火の近くでふざけて怒られてるし。

去年の夏、俺は意気込んで「燻製」に挑戦したことがある。

スモークウッドも買った。チーズもベーコンも用意した。段ボールで自作のスモーカーまで作って、キャンプ場に持ち込んだ。で、いざ火をつけたら煙がモクモク出すぎて、隣のサイトの人に「大丈夫ですか?」って心配された。しかも肝心の燻製は、外は真っ黒、中は生焼けっていう謎の物体が完成した。妻は「これ食べられるの?」って顔してたし、子どもたちは一口も食べなかった。結局その晩、近くのコンビニでおにぎり買って食べた。燻製チャレンジ、所要時間3時間、食べた人ゼロ。

そういえば、高校の時の友達が「キャンプ料理はシンプルが一番」ってよく言ってたな。あいつ、アウトドア部だったから説得力あった。「凝った料理より、焼くだけ、煮るだけのほうが絶対うまい」って。当時は「何言ってんだ、キャンプこそ凝った料理作るチャンスだろ」とか思ってたけど、今ならわかる。あいつは正しかった。

今年のゴールデンウィークに行ったキャンプでは、妻が事前に食材を全部カットして、ジップロックに小分けにしてきた。玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、豚肉、全部。「今回は絶対失敗しないから」って自信満々だった。メニューはカレー。ベタ中のベタ。でもこれが、意外とうまくいった。火加減も適当でいいし、多少焦げても「スパイシー」って言い張れる。子どもたちも「おいしい!」って完食した。

ただ、カレーって結局どこで食べても同じじゃない?って思う瞬間もある。家で作るカレーと、キャンプで作るカレーの違いって何なんだろう。煙の匂いがついてるから?外で食べるから?それとも、苦労して作ったっていう達成感?よくわからないけど、キャンプのカレーは確かにうまい気がする。気がするだけかもしれないけど。

朝ごはんも毎回悩む。ホットサンドメーカー買ったから、今はそれでパンに適当に具材挟んで焼いてる。チーズとハムとか、ツナとコーンとか。これが子どもたちには大ウケで、家でも「ホットサンド作って」ってせがまれる。キャンプ場の朝、ちょっと肌寒い空気の中で、コーヒー淹れながらパンが焼ける音聞いてると、「ああ、これがキャンプの醍醐味かも」って思う。料理というより、その時間が好きなのかもしれない。

最近、娘が「次はピザ作りたい」って言い出した。ピザ窯とか持ってないし、ダッチオーブンで焼くのも難しそうだし、正直面倒くさい。でも娘の目がキラキラしてるから、「まあ、やってみるか」って答えちゃった。またどうせ失敗するんだろうな。生地が膨らまないとか、チーズが溶けすぎるとか、何かしら起こる。

キャンプの料理って、結局のところ「体験」なんだと思う。美味しいかどうかより、作る過程で家族がワイワイ言いながら、煙に咽せて、火加減に悩んで、焦がして笑って。そういう時間が積み重なって、記憶になる。

次のキャンプ、ピザ作り。うまくいくといいけど。

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