友達と韓国料理を囲むと、なぜか全員うるさくなる説

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先週の金曜日、久しぶりに大学時代の友人4人で集まった。

場所は駅前にできた韓国料理の店で、予約なしで飛び込んだんだけど運良く座敷席が空いてた。19時過ぎだったから普通なら満席のはずなのに、ラッキーだったのかもしれない。テーブルに案内されてメニューを開いた瞬間、もう始まってる。「これ辛そう」「これめっちゃチーズ乗ってる」って、注文前から全員のテンションが妙に高い。

韓国料理屋って不思議で、入った瞬間から声のボリュームが1.5倍くらいになる気がする。店内に流れてるK-POPのせいなのか、それとも赤い看板と照明の効果なのか分からないけど、座った時点でもう「ワイワイモード」に切り替わってる。

最初に運ばれてきたのはチヂミとキムチの盛り合わせ。一口食べた瞬間、友人のひとりが「あ、これちょっと辛い」って言ったんだけど、箸は止まらない。ちょっと辛いって言いながら食べ続けるのが韓国料理あるあるだと思う。そのうちメインのチゲ鍋とサムギョプサルが到着して、テーブルが一気に賑やかになった。鉄板の上でジュージュー音を立てる豚肉、グツグツ煮える鍋、そして誰かが頼んだトッポギから立ち上る湯気。視覚も聴覚も嗅覚も全部刺激されて、会話のボリュームはさらに上がる。

そういえば去年の夏、ひとりで入った蕎麦屋で隣の席のおじさんにめちゃくちゃ睨まれたことがある。あれは完全に自分が悪くて、イヤホンで音楽聴きながら蕎麦すすってたから、自分の声の大きさに気づかなかった。静かな店内で「このそば最高〜」とか独り言を大声で言ってたらしい。思い出すだけで恥ずかしい…だけど。

話を戻すと、韓国料理を囲んでると自然と会話が弾む理由って、たぶん「シェアする文化」にあると思う。ひとり一品じゃなくて、真ん中に置かれた料理をみんなで取り分ける。「これ食べた?」「そっちのタレちょうだい」「お肉焼けたよ」って、常に誰かと誰かがコミュニケーション取ってる状態になる。黙々と食べる時間がないから、必然的に喋り続けることになる。

その日も気づいたら2時間以上経ってて、周りを見渡すとほとんどの席が入れ替わってた。私たちだけ最初からずっと同じ席で、追加注文したチーズタッカルビをつつきながらまだ喋ってる。店員さんが水のピッチャーを3回も持ってきてくれたのは、たぶん「辛いもの食べ過ぎですよ」っていう優しいサインだったんだろうな。

友人のひとりが「韓国料理食べると元気出るよね」って言ってて、確かにそうかもしれないと思った。辛さで体温が上がるのか、それとも赤い色が視覚的に刺激になるのか。科学的な根拠は知らないけど、食べ終わった後の充実感がすごい。お腹いっぱいなのに「また来たい」って全員が言ってた。

会計の時、レジの横に置いてあった韓国のど飴を買った。パッケージに「ハニーバター味」って書いてあって、なんとなく気になったから。家に帰って食べてみたら、想像の3倍甘くてびっくりした。辛いもの食べた後の口直しにはちょうど良かったけど。

結局その日は終電ギリギリまで駅前で立ち話して、解散したのは日付が変わる直前だった。「次はどこ行く?」って誰かが聞いたけど、具体的には決まらず。ただ「また韓国料理でもいいよね」っていう空気だけが残った。

多分また行くと思う。そしてまた、うるさくなるんだろうな。

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